[18日 ロイター] - 米アップルが景気低迷の可能性に備え、一部の部門で来年の採用や支出を減速させる計画。ブルームバーグが18日、関係筋の情報として報じた。
ただ、全ての部門が対象ではなく、2023年には同社にとって15年以来の新たな主要製品カテゴリーとなる複合現実(MR)のヘッドセットを含め、積極的なペースでの新製品発売を依然計画しているという。
報道を受け、アップルの株価は下げに転じ、約2%安で引けた。同社はロイターのコメントの求めに応じていない。
これまでに、メタ・プラットフォームズや電気自動車(EV)大手テスラ、複数の米銀なども景気減速の可能性を踏まえ、採用計画を縮小する方針を示している。
ボケー・キャピタル・パートナーズのキム・フォレスト最高投資責任者(CIO)は「アップルの動きは、新規事業や新たな企業、製品への投資抑制という広範な流れを反映している」と指摘した。
同社の直近の年次報告書によると、フルタイム相当の従業員数は約15万4000人に上っている。