[ワシントン/ベルリン 6日 ロイター] - バイデン米大統領ら主要7カ国(G7)首脳が8日にオンライン会議を開催し、ウクライナのゼレンスキー大統領と協議する。米国家安全保障会議(NSC)の報道官が6日発表した。
NSCの報道官によると、会議ではロシアのウクライナ侵攻に関する最新の動向や、「プーチン大統領の戦争に大きな代償を課すことを含むG7による結束した対応の継続」などに焦点が当てられる。
ホワイトハウスのサキ報道官は、G7首脳とゼレンスキー大統領によるオンライン会議が開催されるタイミングが重要と指摘。会議翌日の9日はロシアの第2次世界大戦の対ナチス・ドイツ勝利を祝う戦勝記念日に当たり、プーチン大統領がモスクワで演説する予定となっている。
サキ報道官はまた、米政府当局者がロシアの新興財閥(オリガルヒ)や企業に対する追加制裁や、すでに実施されている制裁の回避に対する措置を巡り協議していると明らかにした。
これに先立ち、ドイツ政府報道官は、ウクライナ情勢に関するG7のオンライン会合が8日に行われ、ショルツ独首相に加え、ゼレンスキー大統領が参加すると発表していた。
ショルツ首相は今月8日の第2次世界大戦終結記念日に国民向けのテレビ演説も行う。