11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円04銭から108円53銭まで上昇し108円50銭で引けた。
米国の6月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったほか、週次新規失業保険申請件数も3カ月ぶりの低水準となり、さらに、米30年債入札の低調な結果を受けて米債利回りが上昇。
ドルの買戻しが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.1286ドルから1.1245ドルまで下落し、1.1255ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨で追加緩和の可能性が確認されたほか、国際通貨基金(IMF)が域内経済のリスクを指摘したためユーロ売りに拍車がかかった。
ユーロ・円は、121円82銭から122円11銭まで上昇。
株高でリスク選好の円売りが加速した。
ポンド・ドルは、1.2571ドルから1.2509ドルまで下落した。
ドル・スイスは、0.9847フランから0.9905フランまで上昇した。
【経済指標】・米・6月消費者物価指数:前年比+1.6%(予想:+1.6%、5月:+1.8%)・米・6月消費者物価コア指数:前年比+2.1%(予想:+2.0%、5月:+2.0%)・米・6月消費者物価指数:前月比+0.1%(予想:0.0%、5月:+0.1%)・米・6月消費者物価コア指数:前月比+0.3%(予想:+0.2%、5月:+0.1%)・米・先週分新規失業保険申請件数:20.9万件(予想:22.1万件、前回:22.2万件←22.1万件)・米・失業保険継続受給者数:172.3万人(予想:168.3万人、前回:169.6万人←168.6万人)・米・6月財政収支:‐85憶ドル(予想:-79億ドル、18年6月:-748.58億ドル)