■業績見通し
2017年12月期の連結業績(連結)予想についてアルプス技研 (T:4641)は、期初予想を据え置いており、売上高を前期比8.4%増の29,000百万円、営業利益を同7.5%増の3,070百万円、経常利益を同7.5%増の3,170百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同7.1%増の2,130百万円と増収増益を見込んでいる。
同社グループの主要顧客である大手製造業各社からの派遣要請が引き続き堅調であり、この傾向が継続することを想定している。
また、2018 年12 月期に創業50 周年を迎えることもあり、グループ一体となった業績拡大に向けてモチベーションを高めていく方針のようだ。
また、前期(2016 年12 月期)実績と同様に、2017 年12 月期も個別業績※よりも連結業績の伸び率を高く見込んでおり、グループとしての成長が加速するものと捉えることができる。
※個別業績の予想伸び率は、売上高が前期比6.3%増、経常利益が同6.0%増、当期純利益が同9.8%増と見込んでいる。
損益面でも、引き続き、処遇向上に伴う原価率の高止まりが想定されるものの、増収効果により増益を確保するとともに、営業利益率も目標とする10%をクリアする見通しである。
また、採用面の目標として、新卒250名(2018年入社)、キャリア120名(2017年入社)を掲げるとともに、グローバルエンジニア※の採用拡大も目指している。
なお、新卒250名の採用計画は2017年入社と同水準であることから、今後の成長加速に向けてやや消極的という見方もできるが、同社はあくまでも質を重視する方針であり、十分な教育・育成ができる範囲内での採用を継続する考えだ。
※中国の現地大学及びベトナム現地教育機関との提携(寄附講座の提供等)により海外で育成し同社技術者として採用した人材のこと。
同社では2005年より10年以上にわたり、のべ300名以上のグローバルエンジニアを育成・正社員採用してきた。
今後も人材の確保やグローバル事業での橋渡しの面で重要な取り組みと位置付けられる。
弊社では、上期実績が概ね計画どおりの進捗であったことや好調な外部環境に加えて、新卒早期稼働により高稼働率が維持できていることなどから、会社予想の達成は十分に可能であるとみている。
採用活動の進捗はもちろん、ブランディング活動※の効果、グループシナジーの創出、グローバル事業の進展、新規事業の立ち上げに向けた動きなど、来期以降の業績の伸びを支える施策の成果に注目している。
※学生向け認知度拡大や社員向けモチベーション向上などを目的として、初のテレビCM及びラジオCMを4月より開始、広告掲出等を行っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
2017年12月期の連結業績(連結)予想についてアルプス技研 (T:4641)は、期初予想を据え置いており、売上高を前期比8.4%増の29,000百万円、営業利益を同7.5%増の3,070百万円、経常利益を同7.5%増の3,170百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同7.1%増の2,130百万円と増収増益を見込んでいる。
同社グループの主要顧客である大手製造業各社からの派遣要請が引き続き堅調であり、この傾向が継続することを想定している。
また、2018 年12 月期に創業50 周年を迎えることもあり、グループ一体となった業績拡大に向けてモチベーションを高めていく方針のようだ。
また、前期(2016 年12 月期)実績と同様に、2017 年12 月期も個別業績※よりも連結業績の伸び率を高く見込んでおり、グループとしての成長が加速するものと捉えることができる。
※個別業績の予想伸び率は、売上高が前期比6.3%増、経常利益が同6.0%増、当期純利益が同9.8%増と見込んでいる。
損益面でも、引き続き、処遇向上に伴う原価率の高止まりが想定されるものの、増収効果により増益を確保するとともに、営業利益率も目標とする10%をクリアする見通しである。
また、採用面の目標として、新卒250名(2018年入社)、キャリア120名(2017年入社)を掲げるとともに、グローバルエンジニア※の採用拡大も目指している。
なお、新卒250名の採用計画は2017年入社と同水準であることから、今後の成長加速に向けてやや消極的という見方もできるが、同社はあくまでも質を重視する方針であり、十分な教育・育成ができる範囲内での採用を継続する考えだ。
※中国の現地大学及びベトナム現地教育機関との提携(寄附講座の提供等)により海外で育成し同社技術者として採用した人材のこと。
同社では2005年より10年以上にわたり、のべ300名以上のグローバルエンジニアを育成・正社員採用してきた。
今後も人材の確保やグローバル事業での橋渡しの面で重要な取り組みと位置付けられる。
弊社では、上期実績が概ね計画どおりの進捗であったことや好調な外部環境に加えて、新卒早期稼働により高稼働率が維持できていることなどから、会社予想の達成は十分に可能であるとみている。
採用活動の進捗はもちろん、ブランディング活動※の効果、グループシナジーの創出、グローバル事業の進展、新規事業の立ち上げに向けた動きなど、来期以降の業績の伸びを支える施策の成果に注目している。
※学生向け認知度拡大や社員向けモチベーション向上などを目的として、初のテレビCM及びラジオCMを4月より開始、広告掲出等を行っている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)