[ワルシャワ 12日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は12日、必要に応じ、将来に石油備蓄を追加放出する可能性があるという認識を示した。
ビロル事務局長は「将来必要が生じ、加盟国の政府が決定すれば、供給の混乱に対処するために再度市場に参入する」と語った。
ロシアの産油量は2022年下期に少なくとも日量300万バレル減少する見通しとした上で、夏場に石油市場が、冬にはガス市場がそれぞれ正念場を迎える可能性があると述べた。
IEAは12日公表した石油月報で、ウクライナ侵攻の影響によるロシアの減産で世界的に石油が不足することはないとの見方を示した。