■決算動向
(2)2016年9月期の業績予想
2016年9月期の業績予想についてイグニス {{|0:}}は、売上高を前期比44.7%増の3,500百万円と見込んでいる。
利益予想については合理的な算定が困難であることから開示していない。
同社は、今期の注力ポイントとして、(a)「ぼくとドラゴン」の継続運営による収益力強化、(b)運用型サービスの収益化加速、(c)中規模以上のサービス開発の3点を掲げている。
また、「ネイティブソーシャルゲーム」については、「ぼくとドラゴン」が足元で好調に推移していることや、運用によって更なる成長を図ることへの手応えを得たことから新たなタイトルのリリースは想定していない。
したがって、「ぼくとドラゴン」が期初から貢献することや、2015年9月期にWeb版をリリースした運用型サービスの収益化が増収に寄与する前提となっている模様である。
一方、損益面では、「ぼくとドラゴン」の更なる成長や運用型アプリの育成に対して、どのくらいの広告宣伝費や追加開発費をかけるかにかかっているようだ。
したがって、状況によっては、大きく勝負に出る可能性もあることから、現時点で予測することは合理的でないと判断した模様である。
弊社では、「ぼくとドラゴン」が2015年9月期の第4四半期だけで約11億円の売上高を計上したうえ、その後もダウンロード数や売上ランキングなどにおいて好調を持続していることに加えて、前期からの持ち越しとなった運用型サービス(7本)の収益化が予定されていることから同社の売上高予想は保守的な水準とみている。
もちろん、運用型アプリの収益化がどの程度まで実現するかは不確定な部分も大きいが、別の見方をすれば、運用型アプリの数本でも軌道に乗ってくれば、売上高予想を大きく上回る可能性もある。
また、前期の「breaker(ブロック崩し)」のようなカジュアルゲーム(中規模アプリ)による短期的な収益の積み上げも期待できよう。
また、損益面については、広告宣伝費のかけ方に大きく左右されるものとみている。
特に「ぼくとドラゴン」が想定よりも早く失速する場合や、逆に、更なる拡大のチャンスと判断する局面においては、様々な手段によって広告宣伝費を大きく投入する可能性が考えられる。
したがって、四半期ごとの損益の状況とその背景をしっかりとフォローしていく必要があろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
利益予想については合理的な算定が困難であることから開示していない。
同社は、今期の注力ポイントとして、(a)「ぼくとドラゴン」の継続運営による収益力強化、(b)運用型サービスの収益化加速、(c)中規模以上のサービス開発の3点を掲げている。
また、「ネイティブソーシャルゲーム」については、「ぼくとドラゴン」が足元で好調に推移していることや、運用によって更なる成長を図ることへの手応えを得たことから新たなタイトルのリリースは想定していない。
したがって、「ぼくとドラゴン」が期初から貢献することや、2015年9月期にWeb版をリリースした運用型サービスの収益化が増収に寄与する前提となっている模様である。
一方、損益面では、「ぼくとドラゴン」の更なる成長や運用型アプリの育成に対して、どのくらいの広告宣伝費や追加開発費をかけるかにかかっているようだ。
したがって、状況によっては、大きく勝負に出る可能性もあることから、現時点で予測することは合理的でないと判断した模様である。
弊社では、「ぼくとドラゴン」が2015年9月期の第4四半期だけで約11億円の売上高を計上したうえ、その後もダウンロード数や売上ランキングなどにおいて好調を持続していることに加えて、前期からの持ち越しとなった運用型サービス(7本)の収益化が予定されていることから同社の売上高予想は保守的な水準とみている。
もちろん、運用型アプリの収益化がどの程度まで実現するかは不確定な部分も大きいが、別の見方をすれば、運用型アプリの数本でも軌道に乗ってくれば、売上高予想を大きく上回る可能性もある。
また、前期の「breaker(ブロック崩し)」のようなカジュアルゲーム(中規模アプリ)による短期的な収益の積み上げも期待できよう。
また、損益面については、広告宣伝費のかけ方に大きく左右されるものとみている。
特に「ぼくとドラゴン」が想定よりも早く失速する場合や、逆に、更なる拡大のチャンスと判断する局面においては、様々な手段によって広告宣伝費を大きく投入する可能性が考えられる。
したがって、四半期ごとの損益の状況とその背景をしっかりとフォローしていく必要があろう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)