[シドニー 30日 ロイター] - オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)と豪調査会社ロイ・モーガンが30日発表した6月のニュージーランド(NZ)消費者信頼感指数は85.5で、前月の79.2から上昇した。年初来最高だったが、消費者は引き続き強いインフレ圧力にさらされており、極めて低水準にとどまっている。
指数は100が楽観と悲観の分岐点。
ANZのチーフエコノミスト、シャロン・ゾルナー氏は「ここ数カ月、景気後退(リセッション)を示唆する指標が広く見られるが、それでも6月には信頼感が顕著に上昇した」と指摘。
さらに、「NZ準備銀行(中央銀行)が5月の政策決定会合で打ち止めを示唆したことが押し上げ要因となった可能性がある」と述べた。