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日経平均は反落、インデックスの影響を受けづらい中小型株にシフト

発行済 2017-02-22 12:16
更新済 2017-02-22 12:33
日経平均は反落、インデックスの影響を受けづらい中小型株にシフト
 日経平均は反落。
36.32円安の19345.12円(出来高概算10億6000万株)で前場の取引を終えている。
祝日明けの米国市場ではNYダウが8営業日続伸で連日の最高値更新となった。
原油相場の上昇や、近く発表が予定される減税策への期待から終日堅調推移となっている。

シカゴ日経225先物清算値は大阪比65円高の19445円であり、これにサヤ寄せする格好から日経平均は19400円を回復して始まった。

 しかし、本日の米FOMC議事録の内容のほか、28日に米上下院両院が開催する合同会議でトランプ大統領による議会演説が予定されており、政権運営の方針を示すとみられており、これを見極めたいとする模様眺めムードも強い。
寄付きを高値にこう着感の強い相場展開となるなか、前引けにかけて弱含みに。

 セクターでは鉄鋼、海運、繊維、サービス、水産農林、非鉄金属、ガラス土石が堅調。

半面、不動産、パルプ紙、建設、食料品、証券、陸運、その他金融が冴えない。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が過半数を占めている。


 結局、日経平均は寄付きを高値にこう着感の強い相場展開となった。
想定内の動きではあろうが、これを受けて円相場がやや円高に振れたことで、より利益確定の動きに向かわせたようである。
一方で、マザーズ指数、ジャスダック平均はしっかりであり、インデックスの影響を受けづらい中小型株に個人の資金がシフトしているようである。

 イベントを控えて動きづらいなか、足元のもち合いレンジ上限突破は期待しづらい状況。
ただ、下を売り込む流れにもなりづらく、5日線辺りでのこう着が続きそうである。
米早期利上げ観測への思惑から、金融セクターの動向に引き続き注目しておきたい。

(村瀬智一)

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