[25日 ロイター] - 米油田サービス大手ベーカー・ヒューズが25日発表した第3・四半期の調整後1株純利益は0.42ドルで、LSEGデータに基づくアナリスト予想の0.40ドルを超えた。
原油価格上昇などで記録的な利益を計上したエネルギー業界が増産や新規の探査に向けた資金を投じつつあることが、ベーカー・ヒューズなどの油田サービス企業に追い風となっている。
ロレンツォ・シモネッリ最高経営責任者(CEO)は「世界経済に不透明感が根強いものの、われわれの事業全体にわたって前向きの動きが見え続けている」と述べた。
同社の油田サービス・設備部門は海外からの収入が前年同期比で約19%増えて28億9000万ドルに達し、北米からの収入も8%増加した。
産業・エネルギー技術部門の収入は37%増の26億9000万ドル。各国が温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す中で、水素やその他低炭素エネルギーの開発需要の高まりがプラスに働いた。