7日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり217柄、値下がり7銘柄、変わらず1となった。 日経平均は大幅に反発。
前日比660.32円高の22270.56円（出来高概算10億4000万株）で前場の取引を終えた。
6日の米国市場では荒い値動きとなったが、買戻しが優勢となり、NYダウは567ドル高と主要株価指数は大きく反発。
この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比735円高の22245円と大きく上昇する中、日本株市場もインデックスに絡んだ商いを中心に買いが先行した。
22000円を回復して始まった日経平均は、前場半ばには22353.87円まで上げ幅を拡大する局面もみられた。
ただ、戻り待ちの売り圧力も意識されやすく、22300円を挟んでのこう着となった。
値上り寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はソフトバンクG (T:9984)となり、2銘柄で日経平均を約76円押し上げた。
前日と反対の流れとなり、先物主導によるインデックスに絡んだ買いが中心であり、指数インパクトの大きい値がさ株のインパクトが大きい。
その他、信越化 (T:4063)、東エレク (T:8035)、KDDI (T:9433)、花王 (T:4452)が値上り寄与上位に位置している。
一方、値下がり寄与トップはJT (T:2914)、同2位はリコー (T:7752)となった。
JTは前日に発表した決算内容が嫌気されている。
前12月期営業利益は5611億円で前期比5.4％減益、市場予想の5700億円レベルを下回ったが、一過性の損失が背景でサプライズはない。
ただし、今12月期見通しは同横ばいの5610億円、6000億円前後のコンセンサスを下振れている。
焦点となる今期国内タバコの調整後営業利益は13％減益を計画しており、ネガティブな見方につながっているようだ。
*11:30現在
日経平均株価 22270.56(+660.32)
値上がり銘柄数 217(寄与度+665.68)
値下がり銘柄数 7(寄与度-5.36)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:9983) ファーストリテ 45060 1060 +39.33
(T:9984) ソフトバンクG 8695 326 +36.29
(T:4063) 信越化 11920 780 +28.94
(T:8035) 東エレク 19450 665 +24.68
(T:9433) KDDI 2721 72 +16.03
(T:4452) 花王 7862 423 +15.70
(T:4543) テルモ 5220 190 +14.10
(T:7203) トヨタ 7650 364 +13.51
(T:6367) ダイキン 12510 360 +13.36
(T:6954) ファナック 28050 345 +12.80
(T:6098) リクルートHD 2563 109 +12.13
(T:4503) アステラス薬 1495 65 +12.06
(T:4523) エーザイ 6273 320 +11.87
(T:6762) TDK 9550 270 +10.02
(T:6971) 京セラ 6533 135 +10.02
(T:4911) 資生堂 5629 269 +9.98
(T:6506) 安川電 5280 260 +9.65
(T:4901) 富士フイルム 4702 256 +9.50
(T:2502) アサヒ 5445 244 +9.05
(T:7267) ホンダ 3931 121 +8.98
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:2914) JT 3411 -100 -3.71
(T:7752) リコー 1151 -23 -0.85
(T:9613) NTTデータ 1209 -2 -0.37
(T:2871) ニチレイ 2627 -9 -0.17
(T:7003) 三井造 1800 -43 -0.16
(T:8002) 丸紅 811.9 -1.7 -0.06
(T:4005) 住友化 728 -1 -0.04