英国中央銀行の健全性規制機構（PRA / Prudential. Regulatory Authority）幹部、サム・ウッズ氏は、金融機関宛てに27日書面を送付、その中で、仮想通貨資産ビジネスに参入する前に、十分な下調べが必要だと注意を促した。 こういった、非流動的で変動率が高い資産に投資するには、仮想通貨に対する特別な資本を設けることを検討するなどの選択肢も含め適切なスピードでリスク管理を確かにしていく必要があるとした。
ウッズ氏は、世界中の規制当局がどのようにビットコインを既存する資本流動性規制にあてはめるか画策していると述べたほか、不正、価格操作、資金洗浄、テロ資金調達などにおける仮想通貨の潜在的な役割は長年の懸念事項だとした。
銀行や生保など金融機関に対し、もし、仮想通貨に投資するのであれば、適切なリスク管理システムを持ち、また、効果のあるリスク戦略をとる必要があるとの考えを示した。