アジア株式は木曜日の午後の取引でほとんどが下落した。中国の8月の工業部門企業利益が、直近5ヶ月の最低水準まで減速したことが引き金となった。
国家統計局が明らかにした企業利益は、9.2%増加の5196.9億元(760億ドル)となり、7月の16.2%と比べて落ち込んだ。成長率は3月以来の最も遅いペースであり、4ケ月連続の減速だった。市場予想は15.5%増だった。 中国の上海総合指数と 深セン総合指数は、0.54%、1.02%それぞれ下落し、香港の ハンセン指数も0.56%下落している。
中国の医薬品および健康データ販売会社Baytacare Pharmaceutical は香港証券取引所のH株で取引が中断した。水曜日、北京市の朝陽区人民検察局は、Baytacareの元理事長であり、会長を務めたWang Shaoyan容疑者を資金の不正流用容疑で逮捕した。父親も調査に含まれている。
本日早朝に、連邦準備制度理事会は、公定歩合を2.00%〜2.25%に引き上げた。 パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は、貿易関連問題について、「全国の企業から懸念の高まり」を聞いたと述べた。また、議長は、金融政策に関するスタンスを説明するのに「緩和的」の文字を使わなかったが、金融政策に関する考え方に変化はないと述べた。 その主要なフレーズの削除がタカ派かハト派かについて多くの議論があるが、議長はその憶測に冷水を浴びせた形となった。また、驚くようなインフレ上昇は予想していないとも述べた。
アジアでは、日本の日経225が0.82%安となった。トランプ米大統領は、安倍晋三首相と両国間の貿易交渉の開始を約束したと発表した。
韓国では、 KOSPIは祝日の翌日となった本日0.7%上昇した。オーストラリアの S&P / ASX 200は0.18%下落した。