水曜日の好調な米国市場に続いて、大半のアジア株は午前に高値をつけて取引を終えた。しかし、中国と香港市場は例外であった。
香港市場は一時上昇したものの、午前中の大半は下落していた。日本時間午後3時40分におけるハンセン指数は、0.29%安の26,060であった。上海総合指数は0.12%安の2,598.61で深セン成分指数は0.46%安の7,721.61である。
中国の投資家は香港市場の回復から恩恵を受けていたが、中国株と香港株に対して好況感を持続することができなかった。
ブルームバーグによると、中国の投資家はここ6日間で香港市場との接続リンクを通じて6億3700万ドルもの香港株を売却しているとのこと。
しかし、香港市場は11月に6年間で最大の伸び幅である6.7%を記録している。
米中貿易戦争の今後の進展についてのヒントを得るために、今週末のアルゼンチンでのG20首脳会議で予定されているドナルド・トランプ米大統領と習近平国家主席の会談に注目が集まっている。ラリー・クドロー国家経済会議(NEC)委員長は、貿易戦争が終息する可能性を示唆している。
火曜日にクドロー氏は「これはとても大きな好機である。トランプ米大統領は自らが受け入れる態勢であることを示した。今我々が知るべきなのは、習近平氏がそうであるかどうかだ」と述べた。
水曜日、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長が中央銀行による利上げが大方終了した可能性を示唆した後、米国株は8ヶ月で最も多きい上げ幅を記録した。パウエル氏は金利水準が中立に近づいていると述べた。
パウエル氏の発言によってS&P 500は2.3%高、ダウ平均は2.5%高、ナスダックは2.95%高となった。
木曜日正午、日本の 日経 225は0.34%高の22,253となり、韓国のKOSPIは0.19%高の2,112.49となった。両指数は午前の取引を通して、さらに上昇することはなかった。
オーストラリアのシドニーS&P/ASX 200は0.58%高の5,758.40であった。