米連邦準備制度理事会(FRB)による予想通りの利上げが発表されたことを受けて、アジア株はアジア時間木曜日午前で下落した。
中国 上海総合指数と深セン総合指数tはそれぞれ0.8%安、0.3%安であった。香港ハンセン株価指数は1.3%安であった。
水曜日、中国人民銀行は小規模企業に対して資金を更に貸し出そうとしている銀行に低金利の資金を最長3年間もの間供給すると発表した。
一方、日本日経平均株価は2.7%安、韓国総合株価指数は0.9%安、豪 S&P/ASX 200は0.4%安であった。
FRBがFF金利の誘導目標レンジを2.25から2.5%に引き上げたことを受けて、アジア株価は下落した。FRBは2019年における金利予想値の中央値を元々の予想であった3.1%から2.9%に下げ、また2019年には2度の利上げがあることを示唆している。9月には、FRBは3回の利上げを想定していたが、今回はそれを下回り2回の想定となっている。
同氏は、水曜日の政策決定の後開かれた記者会見で、「どのような方針を取るのか、また将来最終的にどれくらい利上げするのかは不明確である」とレポーターに語っている。
FOMC声明文発表と同時に米国株式は下落し、さらにパウエルFRB議長の記者会見で急落した。
アリアンツ(DE:ALVG)投資顧問会社セニア・インベストメント・ストラテジストのチャーリー・リプレイ氏は「FRBが以前に取っていたポリシーに比べるとこれはハト派的な利上げだったが、これは多くの市場参加者が望んでいた程、ハト派なものではなかったであろう」また「2019年の利上げに対する予想を完全に取り除くことはFRBにとって難しかったであろう。だが、2019年FRBはさらに経済指標に基づいた政策を取ると明らかだ」と述べている。