ジーンズメイト (T:7448)は13日、2019年3月期第3四半期決算を発表した。
売上高が67.66億円、営業利益が3.33億円、経常利益が3.44億円、四半期純利益が2.63億円となった。
2018年3月期より決算日を変更し、比較対象になる期間が異なるため、増減率については記載していない。
同社はMD改革の一環として推進している値入率改善及び値下げ・値引き抑制の取組みを継続し、売上総利益率が前年同期間対比(4-12月度)で1.4ポイント改善し、併せて前年から注力している販管費削減の取組みにより、売上販管費比率が同7.0ポイント改善した。
また既存店売上高前年比に関しても、前年同期間対比3.6%増となった。
商品面においては、今期より開始したランキングMD(展開商品をS,A,B,Cと4つのランキングに分け、商品毎に奥行や打出しに強弱を設定)に継続的に注力することで、Sランクに設定したプライベートブランド(PB)アイテムとして、メンズではB.S.T(Blue Standard)のチェスターコート、レディースではOUTDOOR PRODUCTSのボアワンピース等、ヒット商品も数多く誕生し売上総利益率の改善にも大きく寄与した。
また、都心部を中心に堅調なインバウンド需要に応えるべく、Championを中心としてナショナルブランド(NB)のブランド数も大幅に拡充し、同時に決済サービスの充実にも取組み、免税売上が前年同期間対比で1.8倍と大幅に伸長した。
加えてレディース及び雑貨部門強化に向け、引き続きレディースアクセサリーの展開やユニセックス需要の取込みが期待できるNBの服飾雑貨の拡充など、女性客増に向けたトライアルを実施した。
店舗展開においては、前期から進めているスクラップアンドビルドを継続し、不採算店舗整理のため12店舗を退店した。
並行してレディース及び雑貨商品の比率を高めた「jM」業態を3店舗、マルチブランド型MDのニューコンセプトショップ「JEM」(ジェイ・イー・エム)業態を1店舗、「OUTDOOR PRODUCTS」業態では福岡地区初となるマークイズ福岡ももち店含む5店舗、合計9店舗を商業施設へ出店した。
当第3四半期末の総店舗数は78店舗(うち催事契約2店舗、前年同月度末店舗数92店舗)となった。
2019年3月通期の業績予想は、売上高が92.00億円、営業利益が0.70億円、経常利益が0.80億円、当期純利益が0.30億円とする期初計画を据え置いている。