日経平均は大幅続伸。
29日の米国市場では米中協議の進展期待からNYダウが続伸し、211ドル高となった。
週明けの日経平均もこうした流れを好感し295円高からスタート。
新年度入りによる資金流入への期待や新元号発表を控えたご祝儀ムードに加え、中国メディアの財新などが発表した中国の3月製造業購買担当者景気指数(PMI)が改善したこともあり、前場の日経平均は21682.94円(前週末比477.13円高)まで上昇する場面があった。
ただ、後場に入ると利益確定の売りが出て伸び悩んだ。
大引けの日経平均は前週末比303.22円高の21509.03円となった。
東証1部の売買高は14億1919万株、売買代金は2兆4846億円だった。
業種別では、石油・石炭製品、鉄鋼、金属製品が上昇率上位で、その他も全般堅調。
空運業のみ小幅に下落した。
東証1部の値上がり銘柄は全体の86%、対して値下がり銘柄は12%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)、任天堂 (T:7974)、ファーストリテ (T:9983)、トヨタ自 (T:7203)、ソニー (T:6758)などが堅調。
安川電 (T:6506)が5%高となるなど中国関連株の上げが目立った。
第一三共 (T:4568)は大幅続伸。
英製薬大手との提携を受けてレーティング引き上げの動きが観測された。
資本増強に関する報道が見られたJDI (T:6740)、生産停止短縮の可能性について報じられたルネサス (T:6723)は急伸。
また、サノヤスHD (T:7022)や安永 (T:7271)はストップ高水準で本日の取引を終えた。
サノヤスHDは業績上方修正を発表している。
一方、ZOZO (T:3092)や楽天 (T:4755)は4%前後の下落。
楽天は出資先の米リフト上場で材料出尽くし感が広がったようだ。
キーエンス (T:6861)や資生堂 (T:4911)は小安い。
また、トップカルチャ (T:7640)などが東証1部下落率上位に顔を出した。