12日のマザーズ指数は続落となった。
11日の米国市場で、3月卸売物価指数などの米経済指標が改善したことを受け、為替市場では1ドル=111円台後半まで円安が進行。
その流れを受けて、外部環境を追い風に朝方のマザーズ市場には買いが先行した。
しかし、日経平均がじりじりと上げ幅を拡大するなか、マザーズ市場における物色の広がりは限定的となり、次第に個人投資家による利益確定の動きが広がった。
また、週末ということもあり、個人投資家による資金の逃げ足の速さも意識される格好になった。
なお、売買代金は概算で1585.55億円。
騰落数は、値上がり94銘柄、値下がり180銘柄、変わらず8銘柄となった。
値下がり率上位銘柄では、オンコリス (T:4588)がストップ安、ヴィッツ (T:4440)が一時ストップ安となったほか、リボミック (T:4591)、エムビーエス (T:1401)、サイジニア (T:6031)がそれに続いて大幅安に。
売買代金上位では、そーせい (T:4565)、ALBERT (T:3906)、HEROZ (T:4382)、ASJ (T:2351)、エクストリーム (T:6033)が軟調であった。
一方で、株式分割を発表したチームスピリット (T:4397)がストップ高となったほか、キャンバス (T:4575)、SHIFT (T:3697)、エニグモ (T:3665)は上昇した。