【ブラジル】ボベスパ指数 93082.97 +0.22%15日のブラジル市場は5日続落。
主要指標のボベスパ指数は前日比207.97ポイント高(+0.22%)の93082.97で取引を終えた。
93722.86から92697.05まで下落した。
買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。
成長予想が再び下方修正されたことが嫌気され、ブラジル株に売りが継続。
ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象にまとめた調査では、2019年、20年の成長予想が、それぞれ前回調査の1.97%、2.70%から1.95%、2.58%まで下方修正された。
また、米株式市場が弱含みの展開を示したことも売り圧力を強めた。
【ロシア】MICEX指数 2545.12 -0.57%15日のロシア株式市場は小反落。
主要指標のMOEX指数は前日比14.60ポイント安(-0.57%)の2545.12で取引を終了した。
2569.92から2539.74まで下落した。
買いが先行した後は下げ幅をじりじりと拡大させた。
新たな手掛かり材料が乏しい中、原油価格の下落が足かせとなり、資源銘柄を中心に売りが広がった。
また、最近の上昇で足元では高値警戒感も強い。
ほかに、経済指標の悪化などが景気減速懸念をやや強めた。
3月の鉱工業生産上昇率(前年同月比)1.2%となり、前月の4.1%と市場予想の2.8%を下回った。
【インド】SENSEX指数 38905.84 +0.36%15日のインドSENSEX指数は3日続伸。
前日比138.73ポイント高(+0.36%)の38905.84、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同46.90ポイント高(+0.40%)の11690.35で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅をやや拡大させた。
海外市場の上昇を受け、インド株にも買いが広がった。
また、米中経済指標の改善なども世界経済の減速懸念をやや緩和させた。
国内では、外国人投資家(FII)の買い継続が指数をサポート。
FIIはこの日までに7日連続の買い越しとなった。
【中国本土】上海総合指数 3177.79 -0.34%週明け15日の上海総合指数は小幅に値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前営業日比10.84ポイント安(-0.34%)の3177.79ポイントと3日続落した。
売り圧力が意識される流れ。
中国景気の先行き楽観などで上海総合指数は一時2%上昇したものの(年初来高値に接近)、上値は重く、引けにかけてマイナスに転じている。
12日引け後に発表された金融統計では、国内金融機関の人民元建て新規融資が予想を上回った。
前月実績と比較し、2倍以上に膨らんでいる。
今週は17日に3月の重要経済統計(鉱工業生産や小売売上高など)や第1四半期GDP成長率が公表されることもあり、結果を見極めたいとするスタンスも漂った。