前日の米国市場は主要3指数が揃ってわずかに下落したのを受け、日経平均は下落して推移している。午前11時5分時点で2万2170円だ。前日が高値圏での弱気な十字足ということもあり、本日の下落基調は想定通りといえるだろう。
米国市場の上昇基調が崩れたわけではないので、日経平均の下値も固いと思われるため、後場に大きく崩れることも想定しにくい。この後は様子見姿勢が強まる展開が予想される。
本日は欧州時間に欧州主要国のPMIとユーロ圏PMIが発表予定であり、米国時間では小売売上高、フィラデルフィア連銀製造業指数もある。コンセンサス予想通りなら波乱はないが、高値圏だけに悪い結果となれば一気に売りが加速する可能性もあるので注意が必要だ。
ドル/円は112円を超えたり戻ったりを繰り返しており、111.95円となっている。米国10年債利回りは若干下がって2.583、米ドルインデックスは若干上昇して96.680となっている。