日経平均は反発。
6日の米国市場でNYダウは4日続伸し、181ドル高となった。
メキシコとの不法移民問題を巡る摩擦への懸念が和らぎ、原油先物相場の上昇も好感された。
為替相場は一時1ドル=108円台半ばまで円安方向に振れ、本日の日経平均はこうした流れから85円高でスタート。
寄り付き後も株価指数先物に買い戻しが入り、後場には20907.77円(前日比133.73円高)まで上昇する場面があった。
ただ中国市場が休場だったうえ、今晩発表される米5月雇用統計を見極めたいとの思惑もあり、売買は低調だった。
大引けの日経平均は前日比110.67円高の20884.71円となった。
東証1部の売買高は10億0595万株、売買代金は1兆6359億円だった。
業種別では、石油・石炭製品、機械、証券が上昇率上位だった。
一方、パルプ・紙、空運業、電気・ガス業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は26%となった。
個別では、任天堂 (T:7974)、ソニー (T:6758)、トヨタ自 (T:7203)、武田薬 (T:4502)などが堅調で、ファーストリテ (T:9983)は小幅に上昇。
米半導体株高の流れを引き継いで東エレク (T:8035)が3%近く上昇し、アドバンテス (T:6857)は5%高となった。
中小型株では日本通信 (T:9424)が引き続き活況で、株式分割実施を発表したサニーサイド (T:2180)は東証1部上昇率トップ。
また、日立 (T:6501)が完全子会社化を検討と報じられた日立ハイテク (T:8036)は買い気配のままストップ高比例配分となった。
一方、ソフトバンクG (T:9984)、村田製 (T:6981)、NTT (T:9432)、KDDI (T:9433)などは小幅に下落した。
ZOZO (T:3092)は軟調。
スマートフォン向け新作ゲームの国内配信を開始したガンホー (T:3765)や、5月売上速報を発表したラウンドワン (T:4680)は売りがかさみ、東証1部下落率上位に顔を出した。