7月1日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり218銘柄、値下がり7銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は大幅反発。
注目された先週末の米中首脳会談では、両国が通商協議の再開で一致し、米国は新たな対中制裁関税を課さない方針を示した。
先週は会談結果を見極めたいとのムードが強かっただけに、摩擦激化が回避されたことに安心感が広がり、週明けの日経平均は290円高からスタート。
半導体関連株や電子部品株を中心に幅広い銘柄が買われ、日経平均は寄り付き後も上げ幅を拡大する展開で、大引けにかけ一時21758.34円(前週末比482.42円高)まで上昇した。
大引けの日経平均は前週末比454.05円高の21729.97円となった。
終値としては5月7日以来、およそ2カ月ぶりの高値水準となる。
東証1部の売買高は12億0244万株、売買代金は2兆2028億円だった。
業種別では、全33業種がプラスとなり、海運業、金属製品、電気機器、機械、医薬品が上昇率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の94%、対して値下がり銘柄は5%と全面高の展開になった。
値上がり寄与トップは東エレク (T:8035)、同2位はファナック (T:6954)となり、2銘柄で日経平均を約49円押し上げた。
また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは太陽誘電 (T:6976)で14.71%高、同2位はスクリン (T:7735)で8.34%高だった。
米政権がファーウェイへの部品販売認める方針と伝わり、太陽誘電の他、TDK (T:6762)など電子部品大手が軒並み高の展開に。
また、スクリンについては、米アプライドマテリアルズがKOKUSAI ELECTRICを買収するとの一部報道を受けて、再編への思惑が高まったとの指摘も。
一方、値下がり寄与トップは楽天 (T:4755)、同2位は千代建 (T:6366)となり、2銘柄で日経平均を約1円押し下げた。
楽天は、米リフトを持分法適用会社化で評価損を計上予定と発表。
また、日経平均構成銘柄の下落率トップも楽天で2.11%安、同2位も千代建で2.08%安だった。
千代建は、8月1日付で市場第1部から第2部へ指定替えされる他、上場廃止基準にかかる猶予期間銘柄に指定されたと発表している。
*15:00現在日経平均株価 21729.97(+454.05)値上がり銘柄数 218(寄与度+455.53)値下がり銘柄数 7(寄与度-1.48)変わらず銘柄数 0○値上がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:8035) 東エレク 15840 720 +26.43 (T:6954) ファナック 20540 610 +22.40 (T:9983) ファーストリテ 65740 610 +22.40 (T:6762) TDK 8920 580 +21.29 (T:6367) ダイキン 14520 455 +16.71 (T:9984) ソフトバンクG 5227 62 +13.66 (T:6857) アドバンテ 3150 185 +13.58 (T:4568) 第一三共 5980 345 +12.67 (T:6976) 太陽誘電 2300 295 +10.83 (T:4063) 信越化 10315 280 +10.28 (T:6971) 京セラ 7160 125 +9.18 (T:4452) 花王 8418 208 +7.64 (T:4543) テルモ 3259 49 +7.20 (T:6506) 安川電 3855 195 +7.16 (T:6645) オムロン 5810 190 +6.98 (T:4911) 資生堂 8308 187 +6.87 (T:7203) トヨタ 6874 186 +6.83 (T:4523) エーザイ 6265 174 +6.39 (T:4578) 大塚HD 3688 172 +6.31 (T:1925) 大和ハウス 3283 142 +5.21○値下がり上位銘柄コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 (T:4755) 楽天 1253 -27 -0.99 (T:6366) 千代建 283 -6 -0.22 (T:7752) リコー 1073 -3 -0.11 (T:3402) 東レ 817.1 -2.1 -0.08 (T:9681) ドーム 1017 -2 -0.04 (T:2802) 味の素 1867 -1 -0.04 (T:7003) 三井E&S 991 -2 -0.01