5日の金相場は小幅安となっている。
5日3時57分時点の8月限金先物は1416.65ドルで0.30%の小幅安。
本日午後9時30分に発表される6月米非農業部門雇用者数に市場の目が向いている。市場予想では16万人の増加で、5月の75000人から大幅に増加する見通し。
雇用統計に先立って3日に発表された6月米ADP非農業部門雇用者数は10万2000人増となった。
6月米雇用統計が軟調な結果となれば、7月30-31日に開催されるFOMCでの利下げ観測が高まることになる。
4日の米国市場は独立記念日のため休場。
トランプ米大統領は2日、FRB理事としてクリストファー・ウォラー氏とジュディ・シェルトン氏を指名する意向をツイートした。ハト派姿勢を示す両氏が指名されたことで金価格は一時上げ相場となった。
またEU首脳は2日、ラガルドIMF専務理事をECB次期総裁に指名。タカ派寄りのバイトマン独連銀総裁が指名されなかったことから、この報道も金の好材料となった。
これらの報道を受け、FRBとECBが金融緩和に向かうとの見方が強まっている。