日経平均は続伸。
4日の米国市場は独立記念日の祝日のため休場で、本日の日経平均は手掛かり材料に乏しいなか1円高からスタートした。
今晩発表が予定されている米6月雇用統計の内容を見極めたいとの思惑も強く、アジア市場も全般小動きだったため、寄り付き後の日経平均は方向感に乏しい展開となった。
前場中ごろに一時21647.73円(前日比54.72円安)まで下落したものの、後場はプラス圏で推移する場面が多く、この日の高値で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比43.93円高の21746.38円となった。
東証1部の売買高は9億3315万株、売買代金は1兆5525億円にとどまった。
業種別では、海運業、小売業、精密機器が上昇率上位だった。
一方、鉱業、電気・ガス業、パルプ・紙が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の56%、対して値下がり銘柄は39%となった。
個別では、任天堂 (T:7974)、ソニー (T:6758)、トヨタ自 (T:7203)、三菱UFJ (T:8306)などが小じっかり。
第1四半期決算が市場予想を上回った7&iHD (T:3382)は3%超の上昇。
一部証券会社のレーティング引き上げが観測された安川電 (T:6506)も堅調ぶりが目立った。
マニー (T:7730)やキユーピー (T:2809)、乃村工芸 (T:9716)は決算が好感され、力の源HD (T:3561)やラウンドワン (T:4680)は6月の既存店売上高が好調で大きく上昇。
また、ダイジェット (T:6138)や富士興産 (T:5009)、SMN (T:6185)はストップ高水準まで買われた。
一方、売買代金トップのソフトバンクG (T:9984)が軟調で、ファーストリテ (T:9983)は小幅に下げた。
レーティング引き下げ観測の楽天 (T:4755)は3%の下落。
決算発表銘柄ではクスリのアオキ (T:3549)などが売り優勢だった。
中小型株では日本通信 (T:9424)が利益確定売りに押され急反落し、日鋳鉄管 (T:5612)などが東証1部下落率上位に顔を出した。