米国株式相場は上昇。
ダウ平均は243.95ドル高の27332.03、ナスダックは48.10ポイント高の8244.14で取引を終了した。
7月の利下げを確実視する見方が強まり、買いが先行。
来週から本格化する4-6月期決算を見極めたいとの思惑も広がったものの、終日堅調推移となった。
主要株価は最高値を更新した。
セクター別では、自動車・自動車部品や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや公益事業が下落した。
破綻した伊のアリタリア航空の再建支援に名乗りを上げている航空大手のデルタ航空(DAL)は、同国政府が再建計画でデルタによる持分を増加させる意向が伝わり、上昇。
自動車大手のフォード(F)は、独フォルクスワーゲンと電気自動車・自動運転技術での協力を発表し、堅調推移。
写真共有アプリを手掛けるスナップチャット(SNAP)は、ゴールドマンサックスによる投資判断引き上げを受け、買われた。
一方で、遺伝子解析装置のイルミナ(ILMN)は決算内容が嫌気され、大幅下落となった。
トランプ政権は14日から全米規模で不法移民の摘発を開始すると表明。
民主党が強く反発すると予想され、政権運営の先行き見通しが不透明となりそうだ。
(Horiko Capital Management LLC)