日経平均は3日ぶり反落。
日本の連休中、米国市場でNYダウは連日の最高値更新となった。
連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が高まっており、引き続き相場を押し上げた。
一方で為替相場が1ドル=107円台後半と円高推移しており、3連休明けの日経平均は利益確定の売りが先行して41円安からスタート。
寄り付き後も下げ幅を広げる展開で、前引けにかけて一時21514.89円(前週末比171.01円安)まで下落した。
後場に入ると日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測が支えとなったが、軟調もみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前週末比150.65円安の21535.25円となった。
東証1部の売買高は10億4065万株、売買代金は1兆7423億円だった。
業種別では、石油・石炭製品、電気・ガス業、鉱業が下落率上位だった。
一方、輸送用機器など4業種が上昇した。
東証1部の値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は35%となった。
個別では、ソニー (T:6758)が3%安、ZOZO (T:3092)が4%安となったほか、ソフトバンクG (T:9984)や村田製 (T:6981)が軟調。
ファーストリテ (T:9983)と任天堂 (T:7974)は小安い。
傘下のかんぽ生命保険 (T:7181)とともに保険商品の営業自粛を発表した日本郵政 (T:6178)は3%近い下落で上場来安値更新。
業績観測が報じられたヤマトHD (T:9064)は売りが先行した。
また、前週末に決算発表したRPA (T:6572)とSKジャパン (T:7608)は売り気配のままストップ安比例配分となった。
一方、トヨタ自 (T:7203)は買い優勢。
中国政府がハイブリッド車(HV)優遇を検討と報じられたことが買い材料視された。
バンナムHD (T:7832)やSMC (T:6273)も堅調で、キーエンス (T:6861)は小じっかり。
ユニゾHD (T:3258)はH.I.S. (T:9603)による株式公開買付け(TOB)を巡り思惑買いが広がった。
また、決算発表のIDOM (T:7599)やテラスカイ (T:3915)がストップ高を付け、クリレスHD (T:3387)なども急伸した。