1. フェイスブックとテスラの決算報告
フェイスブック (NASDAQ:FB)は、本日の市場引け後に決算報告を行う。また、同社は米連邦取引委員会(FTC)と個人情報の取り扱い慣行に関する問題について、約50億ドルの制裁金で和解する見通しであるという。
市場予想は、予想EPS1.82ドル、売上高165億ドルである。
また、23日では米司法省は大手IT企業に対して反トラスト法(独占禁止法)に違反がないかの調査を開始すると発表した。司法省は具体的にどの企業に調査をするかを公表してはいないが、フェイスブック、アップル (NASDAQ:AAPL)、アマゾン(NASDAQ:AMZN)、アルファベット(グーグル)(NASDAQ:GOOGL)など通称GAFAの企業に対して行われるとされており、株価はこの調査によって大きく影響を受けることが予想される。
テスラも市場引け後に決算報告を予定している。予想EPSはマイナス41セント、予想売上高は65億ドルとみられている。同社は決算に先立って、第2四半期では過去最高の9万5200台の納車台数であったことを発表している。
年初来、テスラ株は22%の下落となっている。
市場寄り付き前には ダウ平均株価の構成銘柄である、ボーイング(NYSE:BA)とキャタピラー(NYSE:CAT)の決算報告も控えている。
ボーイングの予想 EPSは1.87ドル、予想売上高は192億ドルとなっている。墜落事故を起こした同社の737MAXが運航停止になっている影響が焦点である
キャタピラーの予想 EPSは3.12ドル、予想売上高は144億ドルとなっている。
さらに、市場寄り付き前には AT&T (NYSE:T)、General Dynamics (NYSE:GD) 、ユナイテッド・パーセル・サービス(NYSE:UPS)などの決算報告があり、市場引け後にはフォードモーター(NYSE:F)も決算報告がある。
2. 新築住宅販売件数
23日発表の6月中古住宅販売件数は予想を下回る結果となったが、7月利下げ期待の上で市場への影響は限定的であった。そして本日は、新築住宅販売件数の発表がある。
米商務省は、日本時間午後11時に6月新築住宅販売件数を発表する。
市場予想では、6月新築住宅販売件数は前月比6.0%増で65万9000件増(年率換算)となっている。
3.EIA原油在庫、API原油在庫では大幅な減少
本日、米国エネルギー情報局(EIA)による週次の米原油在庫が発表される。
今朝発表された米国石油協会(API)の先週の原油在庫は1100万バレル減であった。
EIAの原油在庫は午後11時30分に発表される。市場予想では400万バレル減と予想されている。