日経平均は4日続落。
6日の米国市場では米中対立への懸念が和らぎ、NYダウが311ドル高と6日ぶりに反発した。
しかし、朝方は円相場が1ドル=106円台前半と強含みで推移しており、本日の日経平均は37円安からスタート。
注目された中国人民元の基準値が前日より一段と元安水準に決まったこと、ニュージーランド準備銀行(中央銀行)が大幅利下げしたことなどから円高が進み、日経平均は前引けにかけて一時20406.52円(前日比178.79円安)まで下落した。
ただ、後場に入ると円高進行が一服するとともにやや下げ渋った。
大引けの日経平均は前日比68.75円安の20516.56円となった。
東証1部の売買高は12億8307万株、売買代金は2兆2396億円だった。
業種別では、金属製品、水産・農林業、鉄鋼が下落率上位だった。
一方、陸運業、空運業、不動産業が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の49%、対して値上がり銘柄は47%となった。
個別では、日経平均寄与度の大きいファーストリテ (T:9983)がさえない。
ソフトバンクG (T:9984)と東エレク (T:8035)も小幅に下げた。
半導体関連のアドバンテス (T:6857)や電子部品の太陽誘電 (T:6976)は売りがかさみ、揃って5%前後の下落。
SUMCO (T:3436)は第3四半期の業績悪化見通しが嫌気されて9%超下落し、ニコン (T:7731)やキリンHD (T:2503)も決算を受けて下げが目立った。
また、フジシール (T:7864)やタカラトミー (T:7867)が東証1部下落率上位に顔を出した。
一方、ソニー (T:6758)が2%近く上昇し、任天堂 (T:7974)やトヨタ自 (T:7203)もしっかり。
ルネサス (T:6723)やスクエニHD (T:9684)、JVCKW (T:6632)、カゴメ (T:2811)は決算が好感され、商いを伴って急伸した。