大幸薬品 (T:4574)は9日、2020年3月期第1四半期(19年4-6月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比11.9%増の14.16億円、営業利益が同193.0%増の1.80億円、経常利益が同347.2%増の1.27億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同165.8%増の1.03億円と大幅な増収増益となった。
医薬品事業の売上高は前年同期比12.7%増の12.39億円、セグメント利益は同0.4%減の4.96億円となった。
国内向けの売上高は、主力の「正露丸」、「セイロガン糖衣A」が堅調に推移したこと等により、対前年同期比で増加となった。
海外向けの売上高は、香港市場向けを中心に、前年同期を上回って推移した。
感染管理事業の売上高は同8.4%増の1.74億円、セグメント損益は0.92億円の損失(前年同期は1.73億円の損失)となった。
国内一般用製品の売上高は、「クレベリン 置き型」を中心に堅調に推移し、対前年同期比で増加となった。
国内業務用製品の売上高も、「クレベリンカートリッジ(車両用)」を中心に堅調に推移し、対前年同期比で増加となった。
一方、海外向けの売上高は、前年同期に中国市場におけるテストマーケティング用の出荷があったこと等の反動から、対前年同期比で減少となった。
2020年3月期通期の連結業績については、売上高は前期比8.1%増の112.60億円、営業利益が同8.4%増の22.00億円、経常利益は同3.4%増の19.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同0.3%増の14.20億円とする期初計画を据え置いている。