日経平均は4日続伸。
5日の米国市場でNYダウは大幅続伸し、372ドル高となった。
米中が貿易協議の再開で合意したことに加え、経済指標の予想上振れや長期金利の上昇が投資家心理の改善につながった。
円相場は1ドル=107円近辺まで下落し、本日の日経平均は米株高や円安を好感して115円高からスタート。
前場には21241.29円(前日比155.35円高)まで上昇する場面があったが、200日移動平均線水準で戻り待ちの売りが出たうえ、今晩の米8月雇用統計の発表を前に様子見ムードもあり、買いが一巡すると伸び悩んだ。
大引けの日経平均は前日比113.63円高の21199.57円となった。
東証1部の売買高は11億4802万株、売買代金は2兆0901億円だった。
業種別では、機械、卸売業、輸送用機器が上昇率上位だった。
一方、電気・ガス業、情報・通信業、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の43%、対して値下がり銘柄は52%となった。
個別では、ファーストリテ (T:9983)が2%近い上昇で日経平均を約42円押し上げた。
その他売買代金上位では任天堂 (T:7974)、トヨタ自 (T:7203)、三菱UFJ (T:8306)などがしっかり。
資本業務提携を発表した大和証G (T:8601)とクレセゾン (T:8253)も買い優勢だった。
決算が好感された積水ハウス (T:1928)は5%近く上昇。
中小型株ではKLab (T:3656)が連日で活況となった。
また、SBI (T:8473)との資本業務提携観測が報じられた島根銀行は一時ストップ高を付け、売買停止された。
一方、ソフトバンクG (T:9984)は2%超の下落。
出資する米シェアオフィス大手の時価総額に関する報道が売り材料視された。
携帯電話事業の本格開始が後ずれする見通しと報じられた楽天 (T:4755)は5%超の下落。
その他売買代金上位ではソニー (T:6758)や東エレク (T:8035)が小安い。
また中小型株の一角で手仕舞い売りがかさみ、ネットマーケ (T:6175)などが東証1部下落率上位に顔を出した。