日経平均は続伸。
19日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、52ドル安となった。
米中貿易協議の先行きに対する警戒感から売りが出た。
しかし、本日の東京市場では日米の金融政策決定会合を通過したあく抜け感などから買い戻しが先行し、日経平均は86円高からスタート。
9月末の配当権利取りの買いも入ったとみられ、前場には22204.75円(前日比160.30円高)まで上昇する場面があった。
ただ、一段の上値追いの動きは乏しく、後場に入ると3連休を控え利益確定の売りが出て上げ幅を縮めた。
大引けの日経平均は前日比34.64円高の22079.09円となった。
東証1部の売買高は14億5859万株、売買代金は2兆7700億円だった。
引けにかけて株価指数に絡んだリバランス需要が発生した。
業種別では、精密機器、金属製品、その他製品が上昇率上位だった。
一方、鉄鋼、海運業、保険業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の54%、対して値下がり銘柄は41%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)、ソニー (T:6758)が小じっかり。
携帯型ゲーム機「ニンテンドースイッチライト」を発売した任天堂 (T:7974)も買い優勢だった。
スズキ (T:7269)はインドが法人税率引き下げとの報道を受けて3%超の上昇。
ラグビーワールドカップが開幕することから、関連銘柄の一角とされるハブ (T:3030)も大きく買われた。
またスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストウォーク」が500万ダウンロードを突破し、コロプラ (T:3668)が一時ストップ高を付けるなど急伸。
業績上方修正と自社株買い実施を発表したウィルG (T:6089)はストップ高水準で取引を終えた。
一方、ヤマトHD (T:9064)が8%超の下落。
市場外での大口のクロス取引が観測され、警戒材料となったようだ。
リクルートHD (T:6098)やファナック (T:6954)も軟調。
また、特設注意市場銘柄に指定されたすてきN (T:8089)が東証1部下落率トップとなった。