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大幸薬品 Research Memo(1):2020年3月期第1四半期は医薬品事業、感染管理事業共に順調な滑り出し

発行済 2019-09-27 13:01
更新済 2019-09-27 13:21
© Reuters.  大幸薬品 Research Memo(1):2020年3月期第1四半期は医薬品事業、感染管理事業共に順調な滑り出し
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■業績動向大幸薬品 (T:4574)は、「正露丸」「セイロガン糖衣A」を中心とする医薬品事業と、ウイルス除去・除菌・消臭製品「クレベリン」シリーズを中心とした感染管理事業を展開している。

2020年3月期第1四半期は、売上高が1,416百万円(前期比11.9%増)、営業利益が180百万円(同193.0%増)、経常利益が127百万円(同347.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が103百万円(同165.8%増)と増収増益で滑り出した。

売上高に関しては、医薬品事業が堅調に業績を伸ばし、感染管理事業もオフシーズンではあるが前年同期を上回った。

国内医薬品事業の売上高は1,030百万円(前期比10.4%増)。

主力の正露丸、セイロガン糖衣Aともに堅調に推移している。

海外医薬品事業の売上高は208百万円(同25.8%増)。

香港向けが増加し、全体としておおむね計画どおりの進捗である。

感染管理事業の売上高は、174百万円(同8.4%増)。

2018年にクレベリン製品のデザインリニューアル、店頭強化、新TVCMなど一貫したマーケティング施策で成功を収め、その勢いが継続している。

一般用製品の好調に連動して業務用製品も順調である。

売上総利益は増収影響により増加。

販管費は、医薬品事業で広告宣伝強化(TVCM放映等)の影響で金額ベースでは増えたが、増収効果等により販管費率は低下した。

結果として、営業利益は前年同期比で大幅な増益となった。

セグメント利益では医薬品事業が前年同期並み、感染管理事業が大幅に収益を改善した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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