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大幸薬品 Research Memo(4):自己株式の取得が進捗中。20年3月期配当予想は上期10円、下期20円

発行済 2019-09-27 13:04
更新済 2019-09-27 13:21
© Reuters.  大幸薬品 Research Memo(4):自己株式の取得が進捗中。20年3月期配当予想は上期10円、下期20円
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■株主還元1. 自己株式の買付状況大幸薬品 (T:4574)は2019年5月14日、自己株式の取得を発表した。

理由としては、1)資本効率の向上を通じて、株主還元の強化、2)資本政策の遂行を機動的に実施するため。

430,000株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合3.0%)及び820百万円を上限に市場買付を行う。

取得期間は2019年5月15日〜2019年10月31日。

8月31日までの累積では、256,100株(538百万円)が取得され、上限値に対する進捗率は株数ベースで59.6%、金額ベースで65.7%となり、順調に推移している。

同社は近年増配及び配当性向の向上を行っており、自己株式の取得を追加することで、さらに株主還元が強化されることになる。

2. 配当同社は、堅実な成長性を維持する事業展開と安定的な経営体力維持のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を維持していくことを基本方針とし、連結業績も反映した配当政策としている。

2019年3月期の配当金は、年35円(中間10円、期末25円)(普通配当25円、特別配当10円)、配当性向は35.4%と、3期連続の増配となった。

2020年3月期の配当金は年30円(上期10円、下期20円、普通配当30円)、配当性向は30.3%を予想する。

これまで期末のみ(年1回)であった配当を、2019年3月期から年2回とした。

同社の業績は感染管理事業の季節変動のため下期偏重となるが、上期においても株主還元をしっかり充実させた。

クレベ&アンドの新製品群は通年製品であり、今後は業績の季節変動も弱まる予想。

2020年3月期からは普通配当を25円から30円に増加。

これまでどおり感染管理事業が大きく伸びて着地した場合には特別配当も期待できる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

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