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独仏など6カ国、英離脱後のEU金融センターの地位維持に向け提案

発行済 2019-10-10 10:20
更新済 2019-10-10 10:26
© Reuters.  独仏など6カ国、英離脱後のEU金融センターの地位維持に向け提案

[ロンドン 9日 ロイター] - ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オランダ、ポーランドの6カ国は9日、英国の欧州連合(EU)離脱後もEUが世界の金融センターの上位2位内の地位を維持できるよう、個人投資家やベンチャーキャピタル企業の金融市場への参加を後押するなど複数の提案を行った。

6カ国は提案書で、英国がどのような形で離脱するかに関わらず、ブレグジットにより、ロンドンとEU内金融センター間の金融活動は大きく変化すると指摘。EUが構築を目指す「資本市場同盟(CMU)」について、「Savings and Sustainable Investment Union(貯蓄と持続可能な投資同盟)」に名称変更することを提案した。

CMUは域内の株式・証券市場などの垣根をなくす目的で5年前に発足計画が明らかになったが、ほとんど進んでいない。

提案書は、個人が預金を投資にまわすことを後押し、株の取引コストを下げるため、全ての取引プラットフォームをリアルタイムでつなげる電子システム「統合テープ(consolidated tape)」を構築すべきだとしている。

また、ロンドンの金融センターが強みとする、債券、クレジット、外貨調達ツールについて、ユーロの調達通貨としての国際的役割を高めるような方法で開発する必要があるとした。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191010T011955+0000

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