[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米中による「第1段階」の通商合意を受けて投資家のリスク選好が高まる中、大型の米高利回り債ETF(上場投資信託)が16日の取引で上昇し、最大規模のETFは約2年ぶりの高値を付けた。
時価総額で最大規模のiシェアーズiBoxx$高利回り社債ETF (HYG)は、2018年1月26日以来の高値を記録。
同銘柄に次ぐ規模のSPDRブルームバーグ・バークレイズ高利回り債ETF (JNK)も、今年6月20日以来の高値を付けた。
一方、安全資産の米国債は利回りが上昇し、米社債との利回り格差が縮小。ICEバンク・オブ・アメリカ・コーポレート指数によると、米投資適格級債と米国債の利回り格差は13日の取引終了時点で105ベーシスポイント(bp)と、昨年3月以来のタイトな水準となった。米高利回り債と米国債の利回り格差は371bpと、今年5月以来のタイトな水準となった。