日経平均は3日続伸。
17日の米国市場でNYダウは50ドル高と5日続伸し、連日で過去最高値を更新した。
中国の12月工業生産高などの経済指標が市場予想を上回ったうえ、米国でも12月住宅着工件数が堅調に推移し、これらを好感した買いが入った。
週明けの日経平均も米株高の流れを引き継いで39円高からスタートすると、後場には一時24108.11円(前週末比66.85円高)まで上昇。
しかし、本日は米国市場が休場とあって売買低調で、日経平均もこう着感が強く、日中の上下の値幅はおよそ46円にとどまった。
大引けの日経平均は前週末比42.25円高の24083.51円となった。
終値としては昨年12月17日以来、およそ1カ月ぶりに昨年来高値を更新した。
東証1部の売買高は8億2112万株、売買代金は1兆4179億円だった。
業種別では、建設業、電気・ガス業、機械が上昇率上位で、その他も全般堅調。
食料品、小売業、水産・農林業の3業種のみ小幅に下落した。
東証1部の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は27%となった。
個別では、ソニー (T:6758)、トヨタ自 (T:7203)、東エレク (T:8035)、キーエンス (T:6861)などがしっかり。
日本電産 (T:6594)や太陽誘電 (T:6976)は3%前後の上昇となった。
前田道 (T:1883)は前田建 (T:1824)が株式公開買付け(TOB)を開始すると発表し、ストップ高水準まで急伸。
NIPPO (T:1881)などにも思惑的な買いが向かった。
旧村上ファンド系からTOB実施の通告を受けた東芝機 (T:6104)も東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、ファーストリテ (T:9983)やパナソニック (T:6752)が軟調で、ソフトバンクG (T:9984)やSUBARUは小安い。
一部証券会社の目標株価引き下げが観測された三越伊勢丹 (T:3099)は4%超の下落。
また、インターアク (T:7725)やWSCOPE (T:6619)が東証1部下落率上位に顔を出した。
東証2部では、子会社での架空取引を公表した東芝 (T:6502)に売りが先行した。