[ニューデリー 23日 ロイター] - ブラジル鉱業・エネルギー省は23日、同国が石油輸出国機構(OPEC)と連携する可能性について、アルブケルケ鉱業・エネルギー相が年内にサウジアラビアと協議する意向だと明らかにした。ブラジルは、今後10年で5大石油輸出国の一つとなることを目指している。
当地を訪問中のアルブケルケ氏は前日、今年のブラジルの原油生産が13%増の日量350万バレルになる見込みで、輸出は日量140万バレルに増加するとの見通しを示した。ブラジルの昨年の輸出は同110万バレルで、純輸出国になった。
鉱業・エネルギー省は23日発表した声明で、アルブケルケ氏が年央にサウジで開かれる20カ国・地域(G20)エネルギー相会合に出席する意向を示しており、「サウジ当局者と両国間のエネルギー問題を話し合う。ブラジルとOPEC間の連携の可能性も議題となる可能性がある」と述べた。
声明では、サウジアラビアとのこうした協議が、OPECあるいは減産で協調するロシアなど非加盟産油国を加えた「OPECプラス」へのブラジルの加盟につながるかどうかについて、詳しい言及はなかった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200124T021610+0000