■NY株式:NYダウ187ドル高、主要企業決算への期待強まる米国株式相場は上昇。
ダウ平均は187.05ドル高の28722.85、ナスダックは130.37ポイント高の9269.68で取引を終了した。
昨日の株価下落を受けた反動から買いが先行。
引き続きコロナウィルスを巡る懸念は根強いものの、引け後に予定される携帯端末のアップル(AAPL)や半導体のアドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)の好決算への期待が広がり、終日堅調推移となった。
セクター別では食品・飲料・タバコを除いて全面高となり、特に半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器の上昇が目立った。
自動車部品メーカーのデルファイ・テクノロジーズ(DLPH)は、同業ボルグワーナーへの15億ドルでの身売りに合意し急騰。
オフィス機器などのゼロックス(XRX)は、決算内容が予想を上振れ上昇。
複合企業のユナイテッド・テクノロジーズ(UTX)は、決算内容が好感され買われた。
一方で、化学製品メーカーのスリーエム(MMM)及び、製薬のファイザー(PFE)は、決算内容が予想に届かず下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は、マーケット終了後に10-12月期決算を発表し、売上高、1株利益ともに予想を上振れた。
時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:米国株反発を意識して安全逃避の円買い縮小28日のニューヨーク外為市場でドル・円は108円93銭まで下落後、109円20銭まで反発し、109円15銭で引けた。
米12月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値は予想外にマイナスに落ち込んだため、ドル売りが優勢となったが、その後発表された1月消費者信頼感指数や1月リッチモンド連銀製造業指数の改善や株価反発を好感して、ドル買い、円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.0998ドルまで下落後、1.1023ドルまで反発し、1.1022ドルで引けた。
ユーロ・円は、119円85銭まで下落後、120円33銭まで買われた。
ポンド・ドルは、1.2975ドルまで下落後、1.3027ドルまで戻した。
英国と欧州連合(EU)の貿易交渉が難航するとの懸念を受けたポンド売りはやや一服した。
ドル・スイスは、0.9719フランから0.9742フランまで上昇した。
米国株の反発を意識して安全通貨としてのフラン買いは後退した。
■NY原油:反発で53.48ドル、米国株高を意識した買いが入るNY原油先物3月限は反発(NYMEX原油3月限終値:53.48 ↑0.34)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比+0.34ドルの1バレル=53.48ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは52.68ドル−53.92ドル。
通常取引開始前の時間外取引で52.68ドルまで提げたが、米国株式の反発を意識した買いが入った。
中国国営メディア新華社が「中国の研究チームがウイルス対策の候補薬30種を試験する」と報じたことも買い材料となったようだ。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 33.24ドル +0.39ドル(+1.19%)モルガン・スタンレー(MS) 54.02ドル +0.91ドル(+1.71%)ゴールドマン・サックス(GS)242.58ドル +4.44ドル(+1.86%)インテル(INTC) 67.31ドル +1.62ドル(+2.47%)アップル(AAPL) 317.69ドル +8.74ドル(+2.83%)アルファベット(GOOG) 1452.56ドル +18.66ドル(+1.30%)フェイスブック(FB) 217.79ドル +2.92ドル(+1.36%)キャタピラー(CAT) 136.74ドル +1.01ドル(+0.74%)アルコア(AA) 14.71ドル -0.16ドル(-1.08%)ウォルマート(WMT) 116.60ドル +0.74ドル(+0.64%)スプリント(S) 4.65ドル +0.02ドル(+0.43%)