■NY株式:NYダウ407ドル高、中国政府の対応を好感米国株式相場は上昇。
ダウ平均は407.82ドル高の28807.63、ナスダックは194.57ポイント高の9467.97で取引を終了した。
昨日に続いて中国政府が市場への大規模な資金供給を行い、新型コロナウイルスによる経済鈍化懸念が後退し、買いが先行。
またアイオワ州での民主党予備選挙でシステム障害により投票結果発表が遅延する混乱を受けて、トランプ大統領再選の可能性が強まったとの見方も広がり、ハイテク株を中心に大幅上昇となった。
セクター別では公益事業を除いて全面高となり、特にテクノロジー・ハード・機器や半導体・半導体製造装置の上昇が目立った。
携帯端末のアップル(AAPL)は、台湾の鴻海精密工業など重要サプライヤー各社が10日から生産を本格的に再開する計画を発表し上昇。
医薬品卸売りのマケッソン(MCK)は、一株利益が予想を上振れ堅調推移。
半導体のNXPセミコンダクターズ(NXPI)は、決算内容が好感され上昇。
オークションのイーベイ(EBAY)は、NY証券取引所を運営するインターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)からの買収提案を受け上昇。
電気自動車のテスラ(TSLA)は一時20%を超す上昇。
一方で、検索大手のアルファベット(GOOGL)は、売上高が市場予想に届かず下落した。
マーケット終了後にエンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)が発表した10-12月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。
時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:中国の景気刺激策拡大への期待で円売り強まる4日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円07銭から109円54銭まで上昇し、109円52銭で引けた。
新型肺炎感染の拡大が景気に与える影響を抑制するため、中国政府は景気刺激策を拡大するとの期待が広がっていることや、トランプ大統領の再選期待でリスク選好の円売りが優勢となった。
また、予想を上回った米12月製造業受注を受けた米債利回りの上昇に伴うドル買いも観測された。
ユーロ・ドルは、1.1051ドルから1.1033ドルまで下落し、1.1045ドルで引けた。
ユーロ・円は、120円50銭から120円98銭まで上昇した。
ポンド・ドルは、1.3009ドルから1.3047ドルまで上昇した。
ドル・スイスは、0.9683フランから0.9704フランまで上昇した。
■NY原油:続落で49.61ドル、米国株高は材料視されずNY原油先物3月限は続落(NYMEX原油3月限終値:49.61 ↓0.50)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は、前営業日比-0.50ドルの1バレル=49.61ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは、49.52ドル−51.55ドル。
通常取引開始後に51.55ドルまで戻したが、米国株高にもかかわらず、反落。
ウイルス感染の拡大による原油需要の減少観測や、米長期金利の反発が嫌気された。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 33.62ドル +0.65ドル(+1.97%)モルガン・スタンレー(MS) 54.02ドル +1.42ドル(+2.70%)ゴールドマン・サックス(GS)241.94ドル +2.93ドル(+1.23%)インテル(INTC) 65.46ドル +1.04ドル(+1.61%)アップル(AAPL) 318.85ドル +10.19ドル(+3.30%)アルファベット(GOOG) 1447.07ドル -38.87ドル(-2.62%)フェイスブック(FB) 209.83ドル +5.64ドル(+2.76%)キャタピラー(CAT) 133.51ドル +3.74ドル(+2.88%)アルコア(AA) 14.70ドル +0.46ドル(+3.23%)ウォルマート(WMT) 115.27ドル +1.00ドル(+0.88%)スプリント(S) 4.54ドル +0.26ドル(+6.07%)