[ワシントン 16日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング (N:BA)は、同社と航空業界の短期的な公的支援について、ホワイトハウス高官や議会首脳と協議している。関係者が16日、ロイターに語った。
ボーイングは、5カ月で2回の墜落事故を起こした新型機「737MAX」の運航再開に関する承認を当局から得られずにいる。こうした中、同社はメーカー、供給業者、航空会社や空港運営会社への公的支援に関し、米政府と話し合っている。
米航空各社と航空貨物輸送会社は追加の税制変更に加え、少なくとも580億ドル規模の公的融資や保証を要請していることを明らかにした。空港運営会社も100億ドルの支援を求めている。
ボーイングと部品供給業者の支援要請額は不明。
ボーイングの株価は16日、24%急落した。新型コロナウイルス感染拡大による世界的な旅行需要減退で、同社株は過去1カ月で60%以上値を下げた。[nL4N2B96L0]