コスモスイニシア (T:8844)は3日、リコー (T:7752)と住空間×働き方をテーマとした価値創出プロジェクトを実施し、発案されたアイデア「コモリワーク」と「ドマワーク」を同社のリノベーションマンション2件で採用し、3月に完成したことを発表。
「コモリワーク」採用のエド・コモン西早稲田では、家族との連続性を確保しながら、ひとりで思考するスペースを設けることで、自宅で創造的な仕事を生みだすという価値の創出を目指したという。
「ドマワーク」採用の晴海アイランドトリトンスクエアビュータワー1号棟では、居住空間と仕事スペースの切り分け方や、一緒に作業しやすい環境を工夫することで、効率性と創造性を高め、自宅の中で社会とつながるという価値の創出を目指したとしている。
テレワーカーが急速に増えているなか、リコーのデザイナーと同社のクリエイターが、リコーの価値創出プログラムで共創し、調査とワークショップを重ね、「家の中で仕事に集中する」ことと「仕事以外の空気に触れ、気分転換や着想を得る」ことを両立させる住まいを提案したという。
これにより、仕事とプライベートの境界を融かし、時間や場所にとらわれない創造的な働き方を実現するとしている。
両社は、今後もプロジェクトで生まれたアイデアについて、他事業へのサービス展開を検討するという。