日経平均は反落。
14日の米国市場でNYダウは反発し、558ドル高となった。
新型コロナウイルスの感染拡大がピークを迎えつつあるとみられ、経済活動再開への期待が高まった。
ただ、日経平均は前日にこうした動きを先取りし600円近く上昇していたことから、本日は利益確定売り優勢で49円安からスタート。
朝方に一時19465.95円(前日比172.86円安)まで下落すると、日銀による上場投資信託(ETF)買い観測を支えにプラス転換する場面もあったが、NYダウ先物の時間外取引での下落や円相場の強含みが重しとなった。
大引けの日経平均は前日比88.72円安の19550.09円となった。
東証1部の売買高は14億8903万株、売買代金は2兆5279億円だった。
業種別では、鉱業、海運業、証券が下落率上位だった。
一方、空運業、陸運業、食料品が上昇率上位だった。
東証1部の値下がり銘柄は全体の73%、対して値上がり銘柄は26%となった。
個別では、三菱UFJ (T:8306)やみずほ (T:8411)といったメガバンク株が揃って2%超の下落。
売買代金トップのソフトバンクG (T:9984)や東エレク (T:8035)は引けにかけて売りに押された。
ファーストリテ (T:9983)やトヨタ自 (T:7203)は小安い。
NY原油先物相場が急落し、国際帝石 (T:1605)などの関連銘柄は朝方から売りがかさんだ。
決算発表銘柄ではGunosy (T:6047)や北の達人 (T:2930)が急落し、anfac (T:7035)はストップ安水準で取引を終えた。
一方、任天堂 (T:7974)やソニー (T:6758)が2%超、リクルートHD (T:6098)が4%超の上昇。
花王 (T:4452)などのディフェンシブ株の一角も堅調ぶりが目立った。
決算と自社株買いを発表した串カツ田中 (T:3547)は大幅高となり、デザインワン (T:6048)やツナグGHD (T:6551)はストップ高水準まで急伸。
ベイカレント (T:6532)は買い気配のままストップ高比例配分となった。