オンコリスバイオファーマ (T:4588)は8日、2020年12月期第1半期(20年1月-3月)決算を発表した。
売上高が前年同期比45.2%増の0.70億円、営業損失が2.87億円(前年同期は3.64億円の損失)、経常損失が2.85億円(同3.59億円の損失)、当期純損失が2.86億円(同3.60億円の損失)となった。
医薬品事業の売上高は0.70億円(前年同期は0.48億円)、営業損失は0.99億円(前年同期は1.20億円の損失)となった。
岡山大学からの次世代テロメライシンOBP-702 に関する業務請負収入やMedigen Biotechnology Corp.(台湾)からのテロメライシンに関する開発協力金収入が発生した。
検査事業の売上高はなし(前年同期もなし)、営業損失は0.13億円(前年同期は0.96億円の損失)となった。
肺がん患者の血液中の循環がん細胞(CTC: Circulating Tumor Cell)による治療予後予測を検討する順天堂大学との臨床研究を開始させるとともに、AIシステムによるCTC検査自動化に向けた準備を進めているが、売上高は発生しなかった。
2020年12月期通期の業績予想については、現時点では業績に与える未確定な要素が多いことから、適正かつ合理的な数値の算出が困難な状況と考えており、公表していない。