澁澤倉庫 (T:9304)は12日、2020年3月期連結決算を発表した。
営業収益が前期比3.4%増の668.31億円、営業利益が同4.5%増の39.06億円、経常利益が同4.4%増の41.74億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.0%増の28.16億円となった。
物流事業の営業収益は前期比3.8%増の610.65億円、営業利益は同5.6%増の28.09億円となった。
倉庫業務は、新設拠点の収益寄与や日用品、飲料などの保管業務が好調に推移した。
港湾運送業務は、日用品などの輸出入荷捌業務が増加した。
陸上運送業務は、飲料の荷動きが好調なことに加え、倉庫業務の取扱い増加に伴い輸配送業務が拡大した。
国際輸送業務は、輸入航空貨物の取扱いは堅調も、輸出入海上貨物取扱いや、ベトナムにおける海外現地法人の取扱いが減少した。
その他の物流業務は、テナント退去により物流施設賃貸収入が減少した。
不動産事業の営業収益は前期並みの58.79億円、営業利益は前期比0.6%減の30.33億円となった。
ビル管理業務の取扱いが減少したものの、賃料改定により一部施設の賃貸収入が増加した。
2021年3月期通期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、営業収益が前期比0.2%減の667.00億円、営業利益が同5.3%減の37.00億円、経常利益が同4.2%減の40.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.1%減の27.00億円を見込んでいる。