日経平均は大幅続伸。
25日の米国市場はメモリアルデーの祝日で休場だった。
ただ、独企業の景況感改善を受けて欧州株が大きく上昇。
国内では前日に緊急事態宣言が全面解除されたこともあり、本日の日経平均は186円高からスタートすると上げ幅を広がる展開となった。
朝方にはおよそ2カ月半ぶりに21000円台を回復したほか、アジア株や時間外取引のNYダウ先物も堅調だったことから、先物に断続的な買い戻しが入り、引けにかけて21328.34円(前日比586.69円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比529.52円高の21271.17円となった。
終値としては3月5日以来の高値水準となる。
東証1部の売買高は14億7246万株、売買代金は2兆5326億円だった。
業種別では、全33業種がプラスとなり、空運業、海運業、輸送用機器、不動産業、陸運業が上昇率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の80%、対して値下がり銘柄は18%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)、ファーストリテ (T:9983)、トヨタ自 (T:7203)が揃って4%前後の上昇。
旅客回復への期待からJAL (T:9201)やANA (T:9202)が連日の大幅高となり、JR西 (T:9021)などの陸運株も賑わった。
決算発表銘柄ではTHK (T:6481)が急伸し、日ケミコン (T:6997)はストップ高。
また、中国・騰訊控股(テンセント)からの出資受け入れを発表したマーベラス (T:7844)や、中国企業との提携を発表したJリース (T:7187)は買い気配のままストップ高比例配分となった。
一方、ソニー (T:6758)やNTTドコモ (T:9437)は小安い。
味の素 (T:2802)は前日から決算を嫌気した売りが続き、業績下方修正を発表したフジクラ (T:5803)は大幅安。
ベネッセHD (T:9783)は今期業績予想の非開示で材料出尽くし感が強まり、はせがわ (T:8230)などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。