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前場に注目すべき3つのポイント~個人主体の材料株物色が中心に

発行済 2020-07-06 08:58
更新済 2020-07-06 09:01
© Reuters.  前場に注目すべき3つのポイント~個人主体の材料株物色が中心に

1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:個人主体の材料株物色が中心に■前場の注目材料:アークス、1Q営業利益131.7%増 58.48億円■日伝、大阪・門真に新物流拠点、在庫能力1.5倍■個人主体の材料株物色が中心に6日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。

3日の米国市場は独立記念日の振替祝日で休場。

手掛かり材料に欠けるほか、週末の欧州市場は総じて軟調だったこともあり、やや様子見姿勢が強まりやすいところであろう。

また、4日の新型コロナウイルスの新規感染者数が世界で21万人を超え、1日当たりの最多を記録したと世界保健機関(WHO)の集計が伝えられている。

引き続き新型コロナウイルスに関連した報道が上値の重石になる可能性があるだろう。

先週の日経平均は横ばい推移する200日線が心理的な支持線として意識される一方で、25日線が上値抵抗として意識されている。

200日線レベルでは底堅さが意識されており、売り込みづらいところであるが、新型コロナウイルスに関連した報道等によって抵抗線突破を仕掛けてくる買い方も不在といったところである。

そのため、しばらくはもち合いレンジが続く可能性がありそうだ。

また、薄商いが続いており、日中は狭いレンジ内での先物主導の流れが目立っている。

先週末も都内の感染者数が伝えられた前引け後に売り仕掛け的な値動きとなり、大引けにかけてはショートカバーが優勢だった。

ソフトバンクG (T:9984)、東エレク (T:8035)など指数インパクトの大きい値がさ株の動向次第の面もあるため、方向性を掴みづらくさせている。

そのほか、今週はETFの分配金支払いに伴う売り需要が警戒視されている。

先回り的に売り仕掛けてくる動きは限られそうだが、想定されているとはいえ、買い方の押し目買い意欲は高まりそうにない。

そのため、新興市場の中小型株に個人主体の資金が流れやすくなりそうであり、熊本豪雨による防災や復興関連のほか、米中対立が警戒視される中、米国と中国が南シナ海で大規模軍事演習を実施したと伝えられている。

同時期は異例とされ、防衛関連などへも短期資金が向かいやすいだろ。

また、小池氏が都知事再選を果たしたことにより、公約の一つ「4つのレス」であるペーパーレス、はんこレス、キャシュレス、タッチレスに関連した材料株への物色も意識されそうである。

■アークス、1Q営業利益131.7%増 58.48億円アークス (T:9948)が発表した第1四半期決算は、売上高は前年同期比11.5%増の1404.90億円、営業利益が同131.7%増の58.48億円だった。

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い内食傾向が強まる中、来店頻度を減らす一方でまとめ買いをする顧客が増えたことから、スーパーマーケット事業子会社9社の既存店売上高の対前年同期比は8.4%増となった。

■前場の注目材料・日経平均は上昇(22306.48、+160.52)・日銀のETF購入・米財政刺激策への期待・コロナ収束後の業績回復期待・日伝 (T:9902)大阪・門真に新物流拠点、在庫能力1.5倍・シンフォニア (T:6507)電磁ブレーキ増産、省人化で商機拡大・ペッパー (T:3053)ペッパーランチを85億円で売却、希望退職200人・7&iHD (T:3382)金融コンサルVBに出資・東海カーボン (T:5301)九州南部大雨被害、工場冠水で水蒸気爆発・シャープ (T:6753)業務用車両向けテレマティクス参入、eSIMで4G対応・トヨタ (T:7203)踏み間違い事故撲滅へ、新システム、安全技術さらに高度化☆前場のイベントスケジュール・特になし

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