日経平均は3日ぶり反発。
24日の米国市場でNYダウは小幅に反発し、52ドル高となった。
大統領選後の混乱や景気回復鈍化への警戒感が先行したが、その後これらがやや和らいだうえ、主要ハイテク株に買いが入った。
本日の日経平均はこうした流れを引き継いで129円高からスタートすると、前場中ごろには一時23272.67円(前日比184.85円高)まで上昇。
海外投資家が株価指数先物に買い戻しを入れたとみられるが、それが一巡すると伸び悩み、後場は23200円を挟んだもみ合いとなった。
大引けの日経平均は前日比116.80円高の23204.62円となった。
東証1部の売買高は12億7479万株、売買代金は2兆3708億円だった。
業種別では、倉庫・運輸関連業、ガラス・土石製品、輸送用機器が上昇率上位だった。
一方、空運業、精密機器、保険業が下落率上位だった。
東証1部の値上がり銘柄は全体の75%、対して値下がり銘柄は22%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)、トヨタ自 (T:7203)、キーエンス (T:6861)、ファーストリテ (T:9983)、村田製 (T:6981)などが堅調。
株式分割実施を発表した神戸物産 (T:3038)は6%超、前日開催の説明会内容が評価された日東電 (T:6988)は7%超の上昇となった。
決算が好感されたニイタカ (T:4465)や業績上方修正のガイシ (T:5333)は急伸し、日立物流 (T:9086)との相互出資見直しなどを正式発表したSGHD (T:9143)はストップ高水準で取引を終えた。
一方、ソニー (T:6758)、任天堂 (T:7974)、ソフトバンク (T:9434)が小安い。
楽天 (T:4755)は利益確定売りが出て2%超の下落となった。
今期の大幅赤字見通しを発表した西武HD (T:9024)や第1四半期の増益率鈍化が嫌気された日本オラクル (T:4716)は急落し、東証1部下落率上位に顔を出した。