[ロンドン 4日 ロイター] - ドイツ銀行は4日、米大統領選の結果が極めて不透明なことを理由にドルに対する見通しを変更し、ドル安シナリオに陰りが出ているとの見方を示した。
見通しを変更した理由として、大規模な財政刺激策に対する期待の後退、選挙結果判明まで長期化する恐れ、選挙の不確実性が新型コロナウイルス対策の政治問題化につながる可能性の3つを挙げ、特に新興国通貨に対するドルショートの利点は乏しいとした。
米大統領選が接戦となったことを受け、ドル指数 (=USD)はオーバーナイトで一時1.2%上昇し1カ月超ぶりの高値を付けた。