本日のマザーズ市場では、この日初値を付けた4社などIPO(新規株式公開)銘柄を中心に賑わった。
日経平均のこう着感が強まり、個人投資家の物色の矛先がIPO銘柄に向きやすくなっているものとみられる。
また、新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを受け、前日同様に主力ハイテク株の一角に買いが入ったが、一方で週末を前に利益確定の売りも出た。
マザーズ指数は前日終値を挟み一進一退の展開だった。
なお、マザーズ指数は小幅続伸、売買代金は概算で2344.08億円と、今月2日以来の2000億円台乗せ。
騰落数は、値上がり116銘柄、値下がり203銘柄、変わらず13銘柄となった。
個別では、時価総額上位のメルカリ (T:4385)が小幅に上昇し、フリー (T:4478)は5%を超える上昇。
売買代金上位ではBASE (T:4477)やアンジェス (T:4563)が買い優勢となった。
直近IPO銘柄では16日上場のFFJ (T:7092)が大幅続伸して上昇率トップ。
同日上場のバルミューダ (T:6612)は連日のストップ高となった。
一方、時価総額上位ではJMDC (T:4483)、売買代金上位ではマクアケ (T:4479)やPアンチエイジ (T:4934)が下落。
ラクス (T:3923)は小幅安となった。
また、前日ストップ高を付けていたALiNK (T:7077)などが下落率上位に顔を出した。
なお、上場2日目のプレイド (T:4165)が公開価格のおよそ2倍、ビートレンド (T:4020)が約3.6倍、かっこ (T:4166)が約3.9倍となる初値を付けた。
また、本日マザーズに新規上場したインバウンド (T:7031)の初値は公開価格を約28%上回り、ココペリ (T:4167)は買い気配のまま初値が付かなかった。