■業績動向2. 財務状況三機工業 (T:1961)の2021年3月期第2四半期末の財務状況は、流動資産は97,739百万円(前期末比33,025百万円減)となったが、これは主に現金預金の減少14,567百万円、受取手形・完成工事未収入金等の減少23,422百万円などによる。
固定資産は51,948百万円(同1,908百万円増)となったが、主に投資その他資産の増加1,807百万円による。
この結果、四半期末の総資産は149,688百万円(同31,117百万円減)となった。
流動負債は52,395百万円(前期末比27,309百万円減)となったが、これは主に支払手形・工事未払金等の減少20,044百万円などによる。
固定負債は11,129百万円(同2,605百万円減)となったが、これは主に長期借入金の減少525百万円、退職給付に係る負債の減少2,322百万円などによる。
この結果、四半期末の負債合計は63,525百万円(同29,915百万円減)となった。
純資産合計は86,163百万円(同1,201百万円減)となったが、これは主に配当金支払いによる利益剰余金の減少4,060百万円、消却による自己株式の減少1,367百万円、その他有価証券評価差額金の増加1,286百万円などによる。
3. キャッシュ・フローの状況2021年3月期第2四半期の営業活動によるキャッシュ・フローは7,258百万円の支出となったが、主な収入は税金等調整前四半期純利益の計上517百万円、減価償却費825百万円、売上債権の減少22,686百万円などで、主な支出は仕入債務の減少20,035百万円、退職給付に係る負債の減少2,099百万円(信託資産への拠出)、その他の流動負債の減少4,065百万円などであった。
投資活動によるキャッシュ・フローは897百万円の支出であったが、これは主に有形固定資産の取得による支出852百万円などによる。
財務活動によるキャッシュ・フローは4,390百万円の支出であったが、主な支出は長短借入金の純減額695百万円、自己株式の取得による支出133百万円、配当金の支払額3,458百万円などであった。
この結果、2021年3月期第2四半期の現金及び現金同等物は12,568百万円減少し、四半期末残高は33,378百万円となった。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)