Statcounterのデータを参照したバンク・オブ・アメリカのアナリストによると、グーグル（GOOGL）の5月の世界検索エンジン市場シェアは、前月から0.11ポイント減少し、90.8％となった。前年同月と比較すると、シェアは2.31ポイント低下している。
しかし、マイクロソフト（MSFT）の検索エンジンBingは、前月（0.08％ポイント増）、前年（0.95％ポイント増）と比べて市場シェアがわずかに上昇し、3.7％となった。
その他の検索エンジン（Yandex、Baidu、Naver、DuckDuckGoなど）のシェアは、前月からわずかに減少（0.03ポイント減）したものの、前年同時期（1.30ポイント増）と比較すると全体的に増加し、合計で4.3％を占めている。
モバイル端末における検索エンジンのシェアは、全体的な傾向と同様のパターンを示している。モバイル端末におけるグーグルの市場シェアは0.05ポイント減の94.8％、ビングの市場シェアはわずかに増加した。
米国では、Googleの市場シェアは1ヶ月間で0.56%ポイント増加し、モバイル市場シェアは0.40%ポイント増加、デスクトップ市場シェアは0.35%ポイント減少した。
「8ヶ月連続の減少を経て、5月の米国におけるグーグルの検索市場シェアは1ヶ月ごとに増加した。この成長は、人工知能による要約が検索クエリの増加と利用を改善していることを示している可能性がある」とアナリストは述べている。
「我々は、グーグルのエコシステム内でジェミニの統合が進むことに前向きな見通しを維持しており、人工知能サマリーの幅広い展開が、時間の経過とともに利用率の向上と広告費の追加につながる可能性が高いと信じている。さらに、経費の抑制に重点を置くことで、2024年の前年比利益率の伸びはハイライトとなり、1株当たり利益を押し上げる可能性があると予想している」と付け加えた。
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